厚生労働省によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで約20gらしい。
ビールであれば中ジョッキ500ml、日本酒であれば1合、焼酎であれば0.6合、ウイスキーはダブル1杯、ワインは1/4本、缶チューハイは1.5缶が大体それぐらいの量に当たるんですって。
そう考えると私、ぷぅ太郎は「節度ある飲み方」なんて人生で一度もしたことがない計算になります。偏差値を下げたい方、頭が悪くなりたい方は是非、私と飲んでみませんか。
この記事ではそんな生粋の飲兵衛(のんベェ)ぷぅ太郎が、高円寺で40年以上続く、放送禁止レベルのヤバいおっさんがやってる老舗「焼鳥 いがぐり」をご紹介したいと思います。
ヤバいおっさん(店主)『クリちゃん』
このおっさん(年齢不詳)、めちゃくちゃヤバいです。変人です。下品です。
頭に着けてるのは、女性のお客さんにプレゼントされたというパンティー。さっそく意味が分かりません。
口を開けば、「最近フランス人の巨乳の彼女ができたんだぁ」とか言って自慢げに彼女の写真を見せてきたりします。
ハイボールを頼むと、「ハイボ〜ル〜♪♪」などと陽気に歌い始めることがあります。
男性客と女性客とでは露骨に態度が変わります。etc…
接客業の店主として適性が皆無のクリちゃんですが、自分含め「焼鳥 いがぐり」の常連は皆、陽気で下品で変わりもんの店主に何故だか会いたくなって、夜な夜な集まってきてしまいます。
ちなみにこの記事は、店を紹介すると同時に、クリちゃんの被害者を増やさないための警告という意味合いもありますので、「焼鳥 いがぐり」に足を運ばれる際は自己責任でお願いします。
外観は一見普通の飲み屋さんで、ほのかにノスタルジックに光るLEDイルミネーションが良い味出してますので、騙されない様に。普通の飲み屋さんじゃありません。
そんな「焼鳥 いがぐり」は40年以上続く老舗。高円寺で一番長く続いてる飲み屋だそうです。いつの時代にも物好きが一定数いたのでしょう。
”めちゃくちゃ変なおっさんだけど、40年以上も頑張ってきたんだなぁ・・・”と考えるとちょっと尊敬してしまいそうでしたが、冷静に考えてみたらやっぱり全然尊敬できませんでした。
店内は実家での一家団欒を思い出す様な、ほっと一息つける落ち着く空間。その中心では店主がまあまあの声量で不適切な発言を繰り返しています。
趣味はパラグライダー
毎年、夏は1ヶ月ほど店を閉めてパラグライダーしに行ってるそうで、隅っこに取り付けられたテレビには大体その時の映像が流れてます。
「パラグライダーやってみたいなぁ」と呟いてみると、「おう、めちゃくちゃ楽しいぞ。けどお前みたいな奴は死んじゃうから辞めときな」的なことを返されるので、たまりません。
ちなみに女子が言うと、「おう、めちゃくちゃ楽しいぞ。手取り足取り教えてやる。」的なことを返されるので、たまりません。
歴史を感じるフォトアルバム
『初めて来たお客さんの写真を撮る』というルールのもと、店主クリちゃんは「焼鳥 いがぐり」創業以来、ほぼ毎日欠かさず写真を撮りためています。
40年前の写真とかもあるので、かなり面白いですよ。
中には、ハレンチな写真もあったりするので中身はここには出せません。
一応、食事の紹介もしておきます
おでん 各種100円〜
ikivil 編集長との取材と見せかけた飲み会がスタート。外が寒かったので最初におでんを注文しました。優しい味付け。
クリちゃんの不適切なトークが良いスパイスとなって、心も身体も温まりました。
チーズ入り玉子焼 480円
来る度に毎回頼んでます。ぷぅ太郎イチオシ。
“美味しいご飯を食べよう”と思って、「焼鳥 いがぐり」に行くわけではありませんが、どの料理も美味しいです。酔ってる時にちょうど良い味付け。
うすうすピザ 600円
クリちゃん自信作。外はカリッと中はジューシー。結構お腹にたまります。
ちなみに「焼鳥 いがぐり」に焼き鳥のメニューはほとんどありません。
サバ文化干 500円
「文化干しって何ですか?」と尋ねると、色々教えてくれました。ですが、忘れてしまいました。
酔っ払ってる時はちゃんとメモしておくべきですね。日々成長。
焼き加減は流石の腕前でした。脂身が絶妙です。
焼うどん 480円
シメの焼うどん。下町育ちのぷぅ太郎の口にはよく合いました。
なんか悔しいからあまり言いたくないですけど、これがおふくろの味ってやつなんだと思います。
焼鳥 いがぐり
お酒をまあまあしっかり飲んでも二人で7000円程。
食事、アルコールに関しては毎度毎度、お値段以上の満足感があります。
ぷぅ太郎でした。最後に店主の口癖でお別れしましょう。
メルシィ〜〜♪♪♪
お店の情報
店名:焼鳥 いがぐり
住所:東京都杉並区高円寺南4-6-8