東京、恵比寿の冬。
気温が10℃を下回る日が続き、社内では風邪が蔓延。当然のごとく僕も風邪を引いた。
「風邪で食欲がでない。気が付いたら2日も食べてなくて3キロ痩せたよ。」
って、言える体質の人に少し憧れを抱くが、残念ながら自分は風邪を口実にめちゃくちゃ食べてしまうタイプのようだ。
とにかく身体が温まりそうという理由で「韓国料理屋」を調べる。すると「ソナム」という店が美味しいとの情報を得たのですぐさま直行した。
韓国料理屋:ソナム
ソナムへの行き方はとてもシンプルだ。
JR東口を出る。階段で一階まで降りる。あとは真っすぐ。
あたたかいソナムの店内
寒さか風邪かはわからないが、ブルブル身体を震わせながら店内へ。
じゅ~っと肉が焼ける音と、韓国料理とくゆうの甘辛く腹が減る香り、そして強めの暖房が温かく迎えてくれた。
店内はおそらく、むかしの韓国の家庭をイメージしてあえて古っぽく作っているのだろう。
古っぽい感じではあるが、どのテーブルも綺麗で清潔感があり、高級なダメージデニムみたいな感じの店内。
せっかくだからマッコリ飲む
風邪と酒は相性が良くないことは知っているが、匂いと雰囲気に負けてついついマッコリを注文。
カルピスのような甘味でグイっと飲んでしまうが、あっという間にベロンベロンになるのがマッコリの恐ろしさ。
今日は控えめにしよう。
この日は「白菜キムチ」「たまごチム」「カニチゲ鍋」を注文。
美しい白菜キムチ
さっそく1品目の「白菜キムチ」が到着。
1枚1枚が美しく重ねられている。キムチに緊張したのは初めてだ。
味は本場で食べる酸っぱい味ではなく旨辛系。白飯が非常に食べたくなる。
メインのカニチゲ鍋現る
キムチを2枚ほど食べた後、すぐに「カニチゲ鍋」が登場。
とにかくソナムはお酒も料理も出てくるのが早い!
鍋には栄養が採れること間違いないラインナップが敷き詰まっている。
茹でた赤いカニしか知らなかったが、こんなお洒落な色したカニもいるんだな。
さっそく火をつけ、ようとした時また食事が運ばれてきた。
「たまごチム」だ!
たまごチムはめちゃくちゃ大きい茶碗蒸しみたいな料理。
ふわっふわの大きな卵の中に海鮮がびっしりと詰まっている。
海鮮味の出汁が本当にやさしく、旨い。
主役として十分戦える味とボリュームなのに メインの肉や鍋の引き立て役に徹 している。
いつか「たまごチム」のような謙虚な男になりたい 。と思わせられた。
理想のかっこいい男を考えているうちに、
メインのカニチゲ鍋から音が。
1口目のスープが身体の芯から温めてくれる。なかなか辛い。
甘辛くなった野菜をたいらげてカニの実をほぐしている頃には、発汗作用で汗だくになっていた。
汗をかくたびに僕の身体は元気に。韓国料理はどんな風邪薬よりも即効で効くんだな。
鼻づまりも寒気も一気に吹き飛んだ。
半端ないシメの量
鍋を食べ終えた頃には既に腹いっぱいになっていたが、目の前にある赤スープを見るとどうしてもご飯を投入したくなる。
シメとして雑炊を注文。(ごはんサリと言うみたい)どうやら、一旦鍋をさげて厨房で雑炊を作ってくれるスタイルのようだ。
シメのごはんサリ が到着!
さっきのカニチゲが、大盛りのチゲ雑炊になって帰ってきた。韓国のりを巻いて食べるらしい。
部活してる学生でも、これ1品で満足できるボリュームだ。
韓国のりでコーティングされた旨辛雑炊は満腹状態でも余裕で完食できるほど美味しいかったが、
4口目あたりからは無言になっていた…
シメの雑炊でも食べていると汗が止まらない。美肌を目指すなら間違いなく食べた方がいいだろう。
お会計を済まし、外に出た。
気温は8℃。ビュービュー冷たい風が吹いていたが、さっきまで汗だくで温まりきった身体には気持ちが良い。
これがサウナーのよく言う「ととのう」という状態か。
明日、病院いこう。
・関連記事
恵比寿に住むべき50のこと
お店の情報
店名:韓国家庭料理ソナム 恵比寿店
住所: 東京都渋谷区恵比寿1丁目25−3
電話番号: 03-3445-8815