高円寺って阿波踊りが有名なんですよ。
8月末に2日間かけて開催されるんですが、最近は100万人以上の人が高円寺に押し寄せるそうです。本場・徳島の阿波踊りより人が来るんですね。
それだけビッグな祭りともなると、日本中から選りすぐりの”パリピ”が高円寺に集結するワケです。
私は”パリピ”のノリが苦手なので、基本的にそういう場所には行きませんが、街で”パリピ”を見かけると
「どうしてこうなった。数年前までは”パリピ”なんて言葉すらなかったのに。」
と胸を痛めることになります。
昔は人が集まるところには”お祭り男”がいて、その雰囲気がなんとなく「男らしくて、粋でかっこいいなぁ」とか思ったりしたものです。
そんな痛んだ心を慰めようと、高円寺民の魂のふるさと『焼鳥大将本店』へと足を向けました。
・関連記事
高円寺で昼飲み出来る居酒屋って結構あるんだな【平日編】※随時更新
その名に恥じぬ王者の風格漂う店構え
圧倒的お祭り感。高円寺で提灯が一番似合う店はきっと大将でしょう。
高円寺駅南口から徒歩1分。『焼鳥大将本店』は高円寺のど真ん中に位置しています。
山積みの焼鳥は一家の食卓を賑わせる
焼鳥が外に並べられています。テイクアウトも可能。
「美味そぉ〜」と色めき立っていたら、隣でテイクアウトしようとしてるおばちゃんたちが、”焼鳥を犬にあげても良いか、ダメか”ということで口論している様子だったので、私は心の中で“ダメ”に一票投じて、入店することにしました。
デキる男から乾杯を見習え!!!
12:00頃からスタートした昼飲みもここが三軒目。時刻は16:00前です。
※一軒目『酒場ニホレモ』、二軒目『大衆酒場 中村商店』の記事も、是非ご覧ください。
乾杯の写真を見事フィルムに収めた編集長。私は程よく酔っ払っていて、写真撮影もすっかり忘れ、調査という名の飲み会が普通の飲み会になるところでしたが、編集長はいたって冷静でした。
『ウーロンハイ 420円』と『黒ホッピー 480円』でスタート。
ゆず大根を一瞬でキムチにする方法
最初のつまみは『ゆず大根 330円』。
ここで編集長が”ちょっと辛みを足そう”と七味を振りかけたところ、勢い余ってご覧の有様に。涙涙でなんとか完食しました。
算数はカキフライから学びました
続いて『カキフライ 480円』が到着。2で割り切れない3切れのカキフライの登場に、卓が一瞬ピリついたものの、この後もう1つオーダーすることで戦争を回避。
ホクホクのカキフライを食べれて幸せな気持ちになりました。めでたしめでたし。
おかわりで見る大将流の接客術
ちょっとペースをあげてウーロンハイとホッピーを追加注文。
1杯目も濃かったけど、2杯目でさらに濃くなってる。きっとこれが大将のやり方、もとい殺り方なんだろう。
“大将・オブ・ザ・大将” 焼鳥の登場だ
さぁ、そして最後は『焼き鳥盛り合わせ5本(タレ) 610円』『豚盛り合わせ5本(塩) 630円』をオーダー。
さすが大将の焼鳥。心が落ち着きます。高円寺のソウルフードと称されているとかいないとか。
焼鳥に合わせて、グラスを軽快に空けていったところ、呂律に支障が確認されたため、自ら白タオルを投入。
これ以上の続行は、私の苦手な”パリピ”になってしまうと判断しての苦渋の決断でした。
大将は普段からよく行くお店ですが、ここまで長居したのは初めてかもしれません。
当然、夜も良いんですが、昼に太陽の下で飲む酒の美味さは格別のものがありました。
ここ本店を含め、高円寺駅周辺には大将系列のお店が3店舗ありますので、高円寺で飲むことがあれば是非、一度足を運ばれることをオススメします。
また近々お邪魔させていただきます。美味しかったです、ごちそうさまでした。
お店の情報
店名:大将 本店
住所:東京都杉並区高円寺南4-27-9 豊興業ビル 1F・2F・3F
営業時間:
[月~土] 15:30~翌6:00[日・祝] 15:30~翌2:00
電話番号:03-3312-1047