天すけ。
四年前に高円寺へ越してきた時からその存在は知っていた。
食べログのレビューは常に上位。そして店前の長蛇の列。
しかしスカイツリーに行ったことがない江戸っ子がいるように、サクラダファミリアに行ったことがないバルセっ子がいるように川崎がその列に並ぶことはなかった。
バルセっ子ってなんやねん。
しかしikivilライターとして高円寺界隈を担当することになった今、書かない訳にはいかない。
よし!並ぶか!
オープンの12時に到着。
これはやばい。奥に宮迫でもいるんかという具合の並び。
お隣のロッキーカナイもびっくりな行列だ。ちなみにロッキーカナイのお通しケバブとメガジョッキは気に入っている。
2時間は並ぶだろう。2時間は流石に無理。潔く諦めて翌日再訪することに。
失敗を踏まえて11:45に到着。15分で変わるものなのか。
すでに行列はできていたが、なんとか二回転目で入ることに成功。待ち時間はだいたい30分くらい。
天すけに入店!
大将の近くのいい感じの席だ!
無駄の無い動きで天ぷらを揚げていく。隙がない。
一番人気の玉子ランチ 1,500円を注文。
玉子ランチは玉子の天ぷらご飯、天ぷら7種に味噌汁、漬物が付いている。
天つゆが運ばれ、セットは完了。
あとは期待値を高めながら天ぷらを待つ。
ここで大将が動く。
大将圧巻のパフォーマンス
前に初めて行った天すけの大将がいい感じのパフォーマンスを見せてくれたのでのせておきます。
隣の外国人のお客さん大喜びだったなぁ。笑 pic.twitter.com/DEyzL9D4Bt— ikivil編集部 (@ikivil) April 10, 2020
ノールックでバシバシとタマゴの殻を放り投げてく大将。
ナイスコントロール。
最後の見得を切るポーズも隣の外国人のお客さんにしっかりとウケていた。
これが天すけのOMOTENASHI。
大将は天ぷらの有名店”つな八”や”天國”で修行した後、昭和62年にこのお店をオープンしたそうだ。ただのひょうきんなおっちゃんではない。
大将のパフォーマンスを楽しんでると玉子ランチの玉子の天ぷらご飯が到着。
ちなみに醤油とタレを選べる。川崎はタレいく。
玉子ランチスタート!
絶対旨いやつ確定のルックス。
半熟の玉子から黄身がいい感じに溢れ出している。
天すけの代名詞とも言えるこの玉子の天ぷらは、割った玉子を直接油に入れて、衣はその後で付けていくそう。
それをパフォーマンスしながらできるのが大将の職人技。
アップで見てみよう。
半熟の黄味を潰してみた。
これは破壊力抜群だ。
黄味と衣、ご飯を絡めていただく。
これは旨い。
卵かけご飯につゆをかけて食べるのも旨いが、それに衣のサクサク感と良質な油のジューシーさが加わった感じ。揚げるのに使っている油は天すけ特製のごま油。
これだけを目当てに食べに来ていいレベル。
気付くと最初の天ぷらが来る前に半分くらい食べていた。ご飯は大盛りにした方が良いかもしれない。
海老(1品目)
初っ端からエビ。最初からエンジン全開だ。
天つゆに浸して頂く。
サクッサク、プリップリで旨い。そして何より天つゆの味がいい。カツオ出汁がしっかりと効いていて天ぷらの味をさらに押し上げている。
エビを食って玉子ごはんをかきこむ。
贅沢だ。
いか(2品目)
歯応えがいい。一匹づつ丁寧に薄皮を取っているそう。
ぱつんと気持ちよく嚙み切れる。
キス(3品目)
口の中で上品な白身がほろほろっと崩れる。
天ぷらの為に生まれてきたかのような魚だ。
ブロッコリー(4品目)
ブロッコリーをチョイスする遊び心が楽しい。
これが不思議と旨い。いつものブロッコリーとは違い、ホクホクな感じ。野菜の天ぷらの中では川崎的にかなり上位。
ナスとピーマン(5・6品目)
新鮮な野菜を揚げるとここまで旨くなるものか。
この時点でかなり満足なのだが、まだ終わってなかった。
エビのかき揚げ(7品目)
ラストにかき揚げ!
これまたエビがぎっちり入っていて大満足な一品。
ライス大盛りにしておけばよかった。
あー旨かった。
かなりお腹いっぱいにはなったが、全然胃もたれしない。使っているごま油の質が良いからだろう。
これが1,500円で食べれるのだから行列も納得だ。
さすが天すけ。
11:30くらいに並べばギリギリ一回転目で入れるのと思うので参考にしてほしい。
並んでも食べる価値は十分あると断言しておこう。
では!
お店の情報
店名:天すけ (てんすけ)
住所:東京都杉並区高円寺北3-22-7 プラザ高円寺 1F
営業時間:[火~日]12:00~14:00/18:00~22:00(L.O.)定休日 月曜日
電話番号:03-3223-8505
支払い方法:カード不可